Column

住まい作りの参考書p.4

2018.01.24

実際いくら費用が必要なの?

家作りを考える時に
みなさん、一番気になるのはお金ではないでしょうか。

家作りにどれだけお金がかかり、
どうやって準備すればいいか不安の方が多いと思います。

家を建てるのに必要な費用はどれくらいでしょうか?
その内訳はどのようになっているのでしょうか?
どんな住宅ローンがお得ですか?

この様な疑問をよく聞きます。

必要な費用は、

「建築工事費」
「別途工事費」
「諸費用」

という大きく3つに分けて考えて下さい。

「建築工事費」

工務店やハウスメーカーなどの工事会社や
設計事務所に支払う費用のことで、
直接、建物を建てるためにかかる費用
(これを本体工事費といいます)、

「別途工事費」

一般的に既存建物の解体費や地盤改良工事費、
給排水の引き込み費用、
建物の外まわりの塀や門扉、屋外駐車場、植栽などの外構工事費などで
会社によって少しずつ内容が違っています。

「諸費用」

司法書士や土地調査士の登記費用、
住宅ローンのローン手数料
火災保険や地震保険や団体生命保険などの保険費
仮住まいやその引越し費用

本体工事費にどうしても目がいきがちですが、
本体工事費は家作りの総費用の75%程度にすぎないといわれています。
別途工事費や諸費用が思いのほかかかるので注意が必要です。

2つの課題を同時検討しなければなりません。

家作りにかかるお金について、

家作りに必要となってくる費用
そして、
その費用をどのように調達するか

という2つの課題を同時に
検討しなければなりません。

家作りにかかる費用
家を建てるのに必要かという
家づくりのコストの面です。

建物を建てる本体工事費以外に、
別途工事費や設計料、税金、登記費用、
住宅ローンの手続き費用、
引越し費用などの諸費用がかかります
と先述べしましたよね。

その費用も踏まえた上で、
家作りの資金計画を進めなければなりません。

家づくりのための資金調達
家を建てるために必要なお金を、
どこでどう用意するかという資金調達の面です。

自分で用意できるお金、
自己資金と

金融機関などから借りる
住宅ローン

の2つの組み合わせが基本となります。

上記の2つの方向のほかに重要なのは、
いつ・どこに・どれだけ支払えばいいのか、

というお金の支払いスケジュールを
理解しておくことです。

このほかにも、
住宅ローン減税などの節税の話や
建物名義の話など、
知っておくと得する知識もいくつかあります。

このように家作りに関する
お金の話はたくさんあるように思われますが、
順番にひとつずつ押さえていけば大丈夫です。

参考資料

★本体工事費
躯体工事費、仕上げ工事費、設備工事費の3つに分けられる。

そのうち大きな割合を占めるのは
躯体工事費(木工事・仮設工事・基礎工事)で、
本体工事費の40%ほどとなる。

【別途工事費の概要】

既存建物の解体費     建替えの場合に必要となる費用。
             木造解体工事では、1㎡あたり1万円前後。

地盤改良工事費      軟弱な地盤の強度を高める工事費用。

外構工事費        隣地境のフェンスや門扉、植栽など、
             建物の外まわりの費用全般。

照明器具工事費      各部屋の照明器具の工事費用。とくにリビング・
             ダイニングルーム、寝室などの照明器具は、
通常、本体工事に含まれず、別途工事扱いと
なります。

カーテン工事費      各部屋のカーテンやロールブラインドなどの
工事費。カーテンレールやカーテンボックス
などの費用も含まれます。

空調工事/        冷暖房機器の配管・取付け工事や、床暖房、
特殊設備工事費      24時間換気システム、家庭内LANシステム
などの設備工事の費用。

屋外電気工事費/     建物外部(敷地内)の配線・配管工事、門や
屋外給排水衛生工事費   アプローチ、庭、屋外駐車場などの電気工事や
             給排水衛生工事の費用。

引込み工事費       上下水道や電話、CATV、通信回路などの
             引込み工事。

別途工事費の項目を書き出してみましたので、
見積もりに含まれていない項目がある場合は

必要ない工事なのか
ただ単に含まれていないだけなのか
早い段階で確認しなければ、
後になって請求されると
大きな出費になりかねないので要注意です。

最後まで読んでいただき有難うございました。

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